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ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
ジュズカケハゼ【婚姻色】 |
【特徴】『日本の淡水魚』【山と渓谷社刊】によると、北海道から九州まで生息。関東地方のジュズカケハゼは「絶滅のおそれのある地域個体群」【通称:レッドリスト】に指定されているそうです。
実際のところ、多摩川やその支流ではかなりの頻度で見かけ採取できますが、やはり「絶滅のおそれのある地域個体群」ですので、採取等は最小限に抑えた方が良さそうです。
ハゼ科ですので、とても愛嬌のある表情。体の模様が数珠をかけたように見えるのが名前の由来でしょうか。
また、3枚目の写真のように、春先のメスの個体の腹部に黄色い婚姻色が出ます。『日本の淡水魚』によるとハゼ科の魚でメスに婚姻色が出るのは珍しいとのこと。【2014/05/31「オス」→「メス」に修正】
【類似種との見分け】ビリンゴ、ゴクラクハゼ、ウキゴリ、ヨシノボリなどとの区別が難しく、私も『日本の淡水魚』と照らし合わせ四苦八苦しております。同書より、それぞれの特徴を引用しておきます。
ジュズカケハゼ・・・腹側に模様無し。各ヒレがほぼ透明に近い。
ビリンゴ・・・頭部に眼上感覚管の開孔あり。ジュズカケにはなし。感潮域に棲息。
ゴクラクハゼ・・・目の直後までウロコがある。下流域/汽水域に生息。
ウキゴリ類・・・腹側まで模様。各ヒレが茶色や黒。
ヨシノボリ類・・・腹側まで模様。各ヒレに模様/色あり。タラコ唇。
ジュズカケハゼにもっとも似ているのはビリンゴですが、ビリンゴは感潮域(下流/汽水域)に棲息していますので、中上流域で採取できたものは基本的にジュズカケハゼと考えて良いと思われます。
【採取】網があれば比較的容易に採取できます。川底を丹念にのぞき込むといますので、背後からゆっくり網を近づけすくうと簡単に取れます。ドジョウと違い、ちょっと鈍感なタイプですから、網をかなり近づけても逃げません。
砂地の浅瀬や水草周りを網でガサガサも有効。意外にも赤虫やサシをエサにすると釣れることもあります。
【飼育】飼育自体は比較的容易で、他の魚と混泳も可能。底に沈んだ川魚用の飼料を食べます。ただし中流域の魚ですので、水温の上がりすぎには注意すべきでしょう。
石やブロック、割れた植木鉢などを利用し隠れ家を設置します。ただし、ハゼ類は縄張り意識が強いとされておりますので、小さな水槽に多数の個体を入れたりするのは危険。またヨシノボリなどの似た種の混泳も避けた方が無難かと。ドジョウやフナ、アブラハヤなどとの混泳も可能。
自然界/飼育下ともに寿命は短く、2年ほどとのこと。とくに5cm以上の大型のものは成魚ですので、獲ってきてもあまり長生きしません。2~3cmくらいの小さなものなら2年ほど生きる可能性があります。絶滅危惧種ですので慎重に。
飼うのは難しくありませんが、それほど長生きしないこと、絶滅危惧種であることを考慮すると、あまり飼育に適した魚とは言えません。
【採取地】平井川(草花公園下流)多摩川支流/あきる野市
【採取方法】網
【採取年月】2011年6月
【処分方法】成魚1匹持ち帰り/稚魚はリリース
【飼育難易度】易/ただし、あまり長生きしない
【採取地】秋川(秋川グリーンスポーツ公園付近)多摩川支流/あきる野市
【採取方法】網
【採取場所】多摩川/羽村取水堰付近
【採取方法】網
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】易/ただし、あまり長生きしない
【採取場所】多摩川/多摩市関戸橋付近
【採取方法】網
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】易/ただし、あまり長生きしない
春先は、オスの腹部に黄色い婚姻色が出ます。通常、婚姻色が出るのはメスで、オスに出るのは珍しいそうです。
実際のところ、多摩川やその支流ではかなりの頻度で見かけ採取できますが、やはり「絶滅のおそれのある地域個体群」ですので、採取等は最小限に抑えた方が良さそうです。
ハゼ科ですので、とても愛嬌のある表情。体の模様が数珠をかけたように見えるのが名前の由来でしょうか。
また、3枚目の写真のように、春先のメスの個体の腹部に黄色い婚姻色が出ます。『日本の淡水魚』によるとハゼ科の魚でメスに婚姻色が出るのは珍しいとのこと。【2014/05/31「オス」→「メス」に修正】
【類似種との見分け】ビリンゴ、ゴクラクハゼ、ウキゴリ、ヨシノボリなどとの区別が難しく、私も『日本の淡水魚』と照らし合わせ四苦八苦しております。同書より、それぞれの特徴を引用しておきます。
ジュズカケハゼ・・・腹側に模様無し。各ヒレがほぼ透明に近い。
ビリンゴ・・・頭部に眼上感覚管の開孔あり。ジュズカケにはなし。感潮域に棲息。
ゴクラクハゼ・・・目の直後までウロコがある。下流域/汽水域に生息。
ウキゴリ類・・・腹側まで模様。各ヒレが茶色や黒。
ヨシノボリ類・・・腹側まで模様。各ヒレに模様/色あり。タラコ唇。
ジュズカケハゼにもっとも似ているのはビリンゴですが、ビリンゴは感潮域(下流/汽水域)に棲息していますので、中上流域で採取できたものは基本的にジュズカケハゼと考えて良いと思われます。
【採取】網があれば比較的容易に採取できます。川底を丹念にのぞき込むといますので、背後からゆっくり網を近づけすくうと簡単に取れます。ドジョウと違い、ちょっと鈍感なタイプですから、網をかなり近づけても逃げません。
砂地の浅瀬や水草周りを網でガサガサも有効。意外にも赤虫やサシをエサにすると釣れることもあります。
【飼育】飼育自体は比較的容易で、他の魚と混泳も可能。底に沈んだ川魚用の飼料を食べます。ただし中流域の魚ですので、水温の上がりすぎには注意すべきでしょう。
石やブロック、割れた植木鉢などを利用し隠れ家を設置します。ただし、ハゼ類は縄張り意識が強いとされておりますので、小さな水槽に多数の個体を入れたりするのは危険。またヨシノボリなどの似た種の混泳も避けた方が無難かと。ドジョウやフナ、アブラハヤなどとの混泳も可能。
自然界/飼育下ともに寿命は短く、2年ほどとのこと。とくに5cm以上の大型のものは成魚ですので、獲ってきてもあまり長生きしません。2~3cmくらいの小さなものなら2年ほど生きる可能性があります。絶滅危惧種ですので慎重に。
飼うのは難しくありませんが、それほど長生きしないこと、絶滅危惧種であることを考慮すると、あまり飼育に適した魚とは言えません。
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】の稚魚 |
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】の稚魚 |
【採取方法】網
【採取年月】2011年6月
【処分方法】成魚1匹持ち帰り/稚魚はリリース
【飼育難易度】易/ただし、あまり長生きしない
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
【採取方法】網
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育難易度】易/ただし、あまり長生きしない
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
【採取方法】網
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】易/ただし、あまり長生きしない
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
【採取方法】網
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】易/ただし、あまり長生きしない
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
【採取場所】平井川(多摩川支流)
【採取方法】網
【採取年月】2011年9月
【処分方法】飼育のため2匹持ち帰り/残りはリリース
【飼育】易/ただし、あまり長生きしない
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
春先は、オスの腹部に黄色い婚姻色が出ます。通常、婚姻色が出るのはメスで、オスに出るのは珍しいそうです。
【採取場所】平井川(多摩川支流)
【採取方法】網
【採取年月】2012年5月
【処分方法】リリース
【飼育】易/ただし、あまり長生きしない
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】(後ろ:トウヨシノボリ) |
ジュズカケハゼ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】 |
【採取場所】平井川草花公園付近
【採取方法】網
【採取年月】2014年7月
【処分方法】リリース
また、3枚目の写真のように、春先のオスの個体の腹部に黄色い婚姻色が出ます。ハゼ科の魚でオスに婚姻色が出るのは珍しいとのこと。
返信削除オスではなくメスです。3枚目の写真もメスですよ。
ご指摘ありがとうございました。オスメスを完全に逆に記述しておりました。修正させていただきました。
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