「東京淡水魚図鑑」の使い方

【「東京淡水魚図鑑」の使い方】

・この欄の下にある一覧からチェックしたい生き物(もしくは【採取スポット】など)を探し、クリックしてください。

・投稿の日付データは便宜上のものにすぎず、最初に公開した日付です。同じ種類の生き物を別の場所で採取したとき、新しい写真は過去記事に追加していきます。

・魚に関する情報は、淡水魚好きのバイブル『日本の淡水魚 改訂版』【山と渓谷社発行】を参考にしております。

・写真をクリックすると拡大表示されます。

ラベル

ブログ内検索

2011年9月30日金曜日

ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】


ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属/学名:Pungtungia herzi】

日本語版ウィキペディア:ムギツク/英語版ウィキペディア:なし


ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】

ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】

本来は、福井/滋賀/三重県以西に棲息するとされているムギツクですが、カワムツなどと同様に関東にも生息域を広げております。

川の中下流域に棲息し、水棲昆虫などを特に好む雑食性。からだを走る黒い側線が最大の特徴。側線が濃いこともあって、明るいところで見ると地肌が白く思えるほど。そしてクチボソ(モツゴ)に似て、頭から口にかけて極端に細くなっていくのも特徴。また、口ヒゲが1対(2本)あります。

【採取】基本的には、よどみや淵にいることが多く、水中性植物やコンクリートブロックの下などを好むとのこと。釣りなら赤虫/サシでしょうか。以前、コイ/ハヤ用の練り餌を仕掛けたビンドウに入ったこともあります。

今回採取した個体は、ヨシノボリ採取を目的に下流に網を構え上流の石をどかす方法で偶然捕れました。これはアクシデント的な方法かと思います。

【飼育】自然界では、雑食ながらも水棲昆虫など動物性のエサを好むとのことですが、コイ科の魚ですので、恐らく川魚用の飼料に慣れるはず。私も今回初めて持ち帰りましたので若干不確かな点はありますが、いずれ事後報告を記す予定です。

[追記]採取より一ヶ月弱経過しましたが元気。隠れ家の中にいてほとんど姿は見せませんが、エサをやると姿を現し川魚用の飼料を食べています。

ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】
【採取場所】多摩川/多摩市関戸橋付近
【採取年月】2011年9月
【採取方法】網
【処分方法】飼育のため持ち帰り
【飼育】易。市販の川魚用飼料

ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】
【採取場所】秋川/雨間 秋川グリーンスポーツ公園付近
【採取年月】2012年10月
【採取方法】びんどう
【処分方法】飼育のため持ち帰り
【飼育】易。市販の川魚用飼料


ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】

ムギツク【コイ科ヒガイ亜科ムギツク属】


【採取場所】秋川/雨間 秋川グリーンスポーツ公園付近
【採取年月】2013年5月
【採取方法】びんどう
【処分方法】小さい個体を2匹のみ飼育のため持ち帰り
【飼育】易。市販の川魚用飼料

0 件のコメント :

コメントを投稿