「東京淡水魚図鑑」の使い方

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2011年7月17日日曜日

ウグイ【コイ科ウグイ亜科ウグイ属】


ウグイ【コイ科ウグイ亜科ウグイ属/学名:Tribolodon hakonensis】

日本語版ウィキペディア:ウグイ/英語版ウィキペディア:なし

地味なものが多い日本の淡水魚の中で、オイカワと並び派手な見た目で知られるのがウグイ。オスの体には、鮮やかな黒とオレンジ色のラインが見られます。河川の上流、中流域に生息し、流れの速い場所、緩やかな場所、いずれでも見られます。成長すると30センチを越える個体も。

【特徴】ウロコが細かいのが見分けるポイント。春から夏にかけての繁殖期は、オスには鮮やかなオレンジと黒のライン、メスにはオレンジのラインが現れるので判別は容易。ヒレもオレンジ色を帯びます。

【採取方法】釣りが一般的。赤虫やサシ、練り餌をエサに、アブラハヤやヤマベのいるポイントで釣れます。小さめの針で釣ると、飲み込んでしまうパターンが多いのが特徴。練り餌を入れたビンドウで捕れることもあります。

【飼育】オイカワ同様、成長するとかなり大きくなるので、長生きさせるためには大型水槽や浄水装置などそれなりの準備が必要。クーラーは必要ありません。川魚用のエサを食べます。

ウグイ【コイ科ウグイ亜科ウグイ属】
【採取場所】多摩川/府中市・郷土の森付近
【採取方法】つり(エサ:練り餌)
【採種年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】中~難。釣り上げても、ケースの中に入れるとすぐに弱ってしまうほど繊細。川魚用フード。大型化(20~30cm)します。

ウグイ【コイ科ウグイ亜科ウグイ属】
釣った直後は、黒と朱色の鮮やかな線が見られたのですが、しばらくフタを閉めたクーラーボックスにいれておくと色が薄くなってしまいました。日に当てると少しづつ線が復活します。

【採取場所】北浅川(八王子市北陵公園付近)/多摩川支流
【採取方法】釣り(エサ:赤虫)
【採取年月】2011年7月
【処分方法】リリース
【飼育】中~難。釣り上げても、ケースの中に入れるとすぐに弱ってしまうほど繊細。川魚用フード。大型化(20~30cm)します。

ウグイ【降海型】
ウグイ【降海型】
この個体は、ウグイに特有のオレンジの線がありません。『日本の淡水魚』【山と渓谷社】によると、ウグイの中でも降海型【一定期間海に降り産卵のため川に戻る種】はこのような姿をしているとのこと。断言はできませんが、降海型かもしれません。あるいは、婚姻色が消えた固体の可能性も。ウロコの細かさがウグイであることを示しています。

【採取場所】多摩川(府中市/郷土の森付近)
【採取方法】釣り(エサ:練り餌)
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】中。川魚用フード。大型化(20~30cm)します。

ウグイ【コイ科ウグイ亜科ウグイ属】
【採取場所】多摩川/羽村取水堰付近
【採取方法】ビンドウ(エサ:練り餌)
【採取年月】2011年8月
【処分方法】リリース
【飼育】中。川魚用フード。大型化(20~30cm)します。


【採取場所】秋川/あきる野市グリーンスポーツ公園付近
【採取方法】ビンドウ(エサ:練り餌)
【採取年月】2013年7月
【処分方法】リリース
【飼育】中。川魚用フード。大型化(20~30cm)します。





【採取場所】多摩川/府中郷土の森付近
【採取方法】釣り(エサ:練り餌)
【採取年月】2013年9月
【処分方法】リリース
【飼育】中。川魚用フード。大型化(20~30cm)します。

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