「東京淡水魚図鑑」の使い方

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2013年9月29日日曜日

スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】

スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属/学名:Gymnogobius petshiliensin】

日本語版ウィキペディア:ウキゴリ/英語版ウィキペデアイ なし


スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】



スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】


スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】
ウキゴリ属は8種に分類されます。

【1】ウキゴリ/北海道・本州・九州
【2】シマウキゴリ/北海道から茨城・福井まで
【3】スミウキゴリ/北海道から九州・屋久島

【4】ビリンゴ/日本全国の感潮域
【5】ジュズカケハゼ/日本全国の中下流域
【6】シンジコハゼ/主に島根県の宍道湖
【7】イザサ/琵琶湖固有種
【8】エドハゼ/宮城県以南の太平洋側河口域/通称:ダボハゼ

【以上、『日本の淡水魚 改訂版』(山と渓谷社発行)より引用】

ハゼ科ですのでヨシノボリと似ていて見分けがつきにくいのですが、ウキゴリは上から見ると上半身が丸みを帯びており(上掲写真一枚目)、ヨシノボリが鋭い形態であるのとは対照的。ナマズの頭部のような形をしているので、一目で見分けがつくはずです。

【1】ウキゴリと【2】スミウキゴリの違いは、第一背びれの後方に黒点があるか否か。この個体の該当箇所は透明ですのでスミウキゴリと判断しました。

多摩川には、スミウキゴリの他ウキゴリ/ジュズカケハゼが棲息しており、採取経験はありませんが、河口域/感潮域に行けばビリンゴ/エドハゼはいる思われます。

写真を撮ったのが夕方だったので光の関係で茶色にみえますが、実際の個体は灰色で体の側部にある縦列斑もはっきりと見えていました。

多摩川の中流域の府中付近ではあまりハゼ科の魚は多くなく、今回は下流に網を構え上流の石をどけていく方法で200個以上の石を動かしましたが、採れたのはこのウキゴリとトウヨシノボリの計2匹のみ。もしこの辺りでハゼ類を探すなら根気よく石をどけていく必要があります。



スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】


スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】




【採取場所】多摩川/府中市郷土の森付近
【採取年月】2013年9月
【採取方法】網
【処分方法】リリース
【飼育】易/市販の川魚用飼料

スミウキゴリ【ハゼ科ハゼ亜科ウキゴリ属】


【採取場所】多摩川/府中市郷土の森付近
【採取年月】2014年7月
【採取方法】網
【処分方法】リリース
【飼育】易/市販の川魚用飼料

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